犬達のこと

このページを訪れてくれるほとんどの方は、以前の私のブログを読んで下さっていると思うので、うちの犬達のことはもうご存知だとは思うけれど、サイトのドメインも変わり新しい気持ちでスタートするにあたり改めて紹介しようと思う。

私達は2頭の犬と暮らしている。まず最初に家族に迎えたのはクマリ(通称クマピー・♀2歳8ヶ月)で、この子はオレンジの里ヴァレンシアからやってきた。経緯は義兄を通じて「M・シュナウザーミックスの3ヶ月になる子がもらい手がなくて残っている」というのを聞き、うちでもらうことになった。その当時私は運転免許証をスペインのものに書き換えてなかったのでヴァレンシアまで運転することが出来ず、ルイスさんもその頃はヨガクラスがフルで入っていたので、やむを得ずMRWで生体郵送をしてもらうことになった。

クマピーを載せたMRWのトラックが到着した朝のことは鮮明に覚えている。ルイスさんが仕事に行ったあと、当時暮らしていたコルドバのアパートのベランダからトラックが見えるのをそわそわしながら待っていたことや、ようやくMRWのトラックが見え運転手が荷台からクマピーが入れられている小さなケージを降ろすのを見て玄関に走ったことをこれを書きながら思い出した。

受取証にサインをして、ケージの扉を開けると3ヶ月を少し過ぎたばかりの今よりもずっと小さなクマピーが恐る恐る外に出てきた瞬間たちまちメロメロになった。前日の夕方からケージに閉じ込められっぱなしだったらしい気の毒なクマピーは(送り主のサウルさんは閉じ込められる時間がなるべく短くなるように最終受付時間までMRWのオフィスでクマピーを抱っこしていたらしい)、ケージの中に小さいウンチをひとつしていて、ウンチの匂いをさせながら私の膝元にすり寄ってきたのだけれどその匂いまで可愛かった。

ボンちゃんは、コルドバのPalma del rioという地域の犬の保護施設から引き取ったクリーム色の中型犬で、私達のところに来たときは2歳の誕生日を迎える1週間前だった。生まれたばかりの時に他の兄弟達と共に捨てられ、1歳くらいまで野良犬生活をしていたところRefugio Naciendo solに保護され1年近くそこで他の100頭近い保護犬達と暮らしていた。

穏やかな性格で争いごとが苦手なボンちゃん(当時の名前はフリスビー君だった)は、他の荒々しい犬達に苛められよく足や顔に怪我を作っていたそう。私達が初めて会ったときも左目のまぶたを怪我してかさぶたになっていた。一緒に連れて行ったクマピーとの相性が良さそうだったので(ボンちゃんはクマピーに無関心だったけれど)必要な書類にサインをし、提携先の獣医さんでマイクロチップを入れてもらいEUのdog passportを発行してもらう(マイクロチップとパスポートはEUでの義務)。

一緒に暮らしはじめた最初の数日は警戒していたし緊張して顔も強ばっていたけれど、徐々に私とルイスさんに心を許すようになった。数日が経ち私達のベッドで一緒に寝る頃になると、どんどん表情も変わり私に甘えるようになってきた。今では我が家のムードメーカーでボンちゃんが居ない生活なんて考えられない。

ネルハでは毎朝7時にクマピーとボンちゃんを連れてビーチまで散歩する。本当は1頭ずつ散歩に連れて行くのがベストなのだけれど、ボンちゃんはだいたい私の周辺5mから離れないし、ビーチや広い空き地などで遠くにいても呼べば近くに戻ってくるので基本的にはノーリードで歩いている。クマピーを3mのPONOPONOロングリードにつなぎ皆で一緒に散歩している、ボンちゃんのリード(ショルダータイプ)は常に私の肩にかけているので車通りの多い通りを歩く時にたまに繫ぐけれど、ここ最近はほとんど使っていない。家を出て海までゆるい坂道をのんびりと下りビーチに出るとクマピーのリードも外す。朝のビーチはほとんど誰もおらず、ランニングや犬を連れた人がちらほらといるだけで皆気楽に犬達を遊ばせている。

家から歩いてすぐの場所に巨大な空き地があり、そこに馬が1頭繫がれているのだけど(空き地の持ち主さんの馬なのだと思う)、人も他の犬も猫も馬もみんな大好きでみんなと遊びたい無邪気なクマピーは、そこに行くと一目散に馬に駆け寄り随分と大きさの違う馬と鼻先を突き合わせて挨拶をしている。私とボンちゃんはそれほど積極的に近づいていったりしないけれど1度リンゴを持っていってあげたら、それ以降、馬の方から近寄ってきて私の肩を鼻先でぐいぐい押してくれるようになった。クマピーはその馬は好きみたいだけれど、街の観光用の馬車(京都や鎌倉の人力車のようにネルハには馬車がよく走っている)には、馬の蹄の音や足首につけられた鈴の音が嫌なのか激しく吠える。

散歩から戻って朝ご飯を食べた犬達はテラスで日光浴をし、私は仕事に行く準備をする。外でランチをする日は必ず一緒に出勤するし、それ以外の日も行きたそうにしていれば連れて行って一緒に店番をする。

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