ナオちゃんがスペインに

9月になりバカンスでネルハに滞在している人たちも少しずつそれぞれの国、それぞれの日常へと帰っているようで街もだんだんと落ち着いてきた。なにしろ7月8月のハイシーズン中のネルハは普段の人口の4倍もの人が滞在しているらしい。

8月は出勤時に駐車スペースを見つけるのが大変だったけれど、9月になってからはスタジオから近い場所に停められるので暑い日などはずいぶん楽になった。

8月下旬、リシケシのみっちゃん経由で仲良くなった”バラナシのナオちゃん”が恋人のジェレミー君とバカンスでネルハに。数年前から彼女はマイソールに住んでいるので、もうとっくにバラナシのナオちゃんではないのだけれど、みっちゃんと共通の友人のナオちゃんが何人かいるので、いまだに”バラナシのナオちゃん””タイのなおちゃん”となってしまう。

インドでしか(というかリシケシでしか)会ったことがないし、会えるのは多くて年に1度程度だけどリシケシに美味しいピザが食べられるイタリアンレストランが出来た時に一緒にピザを食べにいったり、友人のインド人のお宅に夕食に行ったりなんとなく濃く過ごしていたので、実は数回しか会ったことがなかったなんて言われるまで気がつかなかった。華奢で守ってあげたくなる見た目とはうらはらに15年以上前からインドを中心にいろんな国を1人で旅し、10年近くインドに住んでいる逞しいナオちゃん。私が一時帰国して日本各地でヨガのクラスをさせていただくのと同じように、彼女は帰国すると期間限定でインド料理を出すカフェ(Ganga moon cafe)をオープンしたり、マクラメやマーラを作るワークショップを開催している。ナオちゃんの洗練されたインド家庭料理をインスタで見るたび”食べたい””作りたい”とずっと憧れていた。

そんな念願が叶って、スペインで買える食材やスパイスで作れるサブジ以外のインド家庭料理のレシピをいくつか(6つも!)教えてもらうことができた。キャベツのポリヤルや、インド風ピクルス、そしてナオちゃんのコルカタ風(ベンガリ?)キチュリ。ナオちゃんと一緒に自宅のキッチンに立ち、一言も逃さないようにノートを取りながら(ジェレミー君とナオちゃんがお土産に持って来てくれたオーガニックワインを飲みながらだけど)集中して学ばせていただいた。ナオちゃんのお料理はどれも感動的に美味しくて、スパイスもたくさん使うのに味は強すぎずまろやかで、でもちゃんとパンチも効いていてもうまるでナオちゃんそのもの、という感じだった。

ルイスは食べるものに関しては出されたものを美味しい美味しいと食べるし、おかずを何種類も用意して欲しいとかややこしいことを一切言わないので本当に楽で、インドにいる時はゲストハウスにアタッチドされた小さいキッチンで作るキチュリを毎晩のように食べさせても文句ひとつ言わない。私たちがよく作るのは、昔みっちゃんから教えてもらった、ギー以外のオイルを使わないアーユルヴェーディック・キチュリで(本当に美味しくてちょっと体調を調整したい時は1日1食このキチュリにする)、コリアンダーチャツネを添えたりライタを加える時もあるけど基本的にムングダルとお米だけのお腹にもとても優しいシンプルなキチュリ。今回ナオちゃんから教わった、スパイスの他ポテトやオニオン、トマトなどを入れる豪華キチュリも信じられないくらい美味しくて2日続けて(今夜もキチュリなので3日)キチュリナイトが続いている。期間限定とはいえカフェを出店しているプロに気軽にレシピを聞くのもどうかと思うのだけれど、ナオちゃんは出し惜しみもせず気持ちよくコツやスパイスを入れるタイミングなどを丁寧に教えてくれて感動した。

うちは友人や生徒さんをディナーに呼んだり、コルドバの友人が宿泊することも多く人に料理を振る舞う機会が多い。人が集まるときインドカレーを作ることが多いのだけれど、ナオちゃんに教えてもらったレシピでまた友人達をもてなそう、そう思う。インドカレーや、ヴェジタリアン/ヴィーガンのレシピがいかにクリエイティヴで、オーガニックの食材を塩とスパイスでシンプルに調理するだけでどれだけ美味しいかを知ってもらうことで、動物性以外の食生活に興味をもつきっかけになるかもしれない。


マルティンがコルドバから宿泊に来ていたので一緒にディナー

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