帰国クラステーマのまとめ

スペインに戻り2週間が過ぎマインドも身体もこちらでも日常にすっかり戻ってきたところで、今回の帰国ワークショップでテーマにした内容をまとめてみました。

~自己を知る為の練習~

「自分を好きになる」「自分を大切にする」といったようなフレーズを様々な媒体を通して目にします。
言葉の意味はわかるけど、そのために具体的にどういうことをすればいいのか?

身体の柔軟性や骨格などは本当に人それぞれ違い、生まれつき身体の堅い人もいれば柔らかい人がいる。手足の長さやサイズ、頭の大きさなども人によって異なります。そういった外的な要素というのは個性でありそもそも肉体は魂の入れ物なんですが、時間が沢山ある思春期にはそれぞれ自分にしか理解できないコンプレックスがあったりします。そういった個性の好きな部分もそうでない部分もひっくるめて自分を好きになるには?

ヨガの目的、そして本質の一つは「自己を知る」ことです。
バガヴァッドギータの6章(瞑想について書かれた章)には「全てを冷静に客観視する」ことが重要であると説かれています。ものごとを好き嫌い(ラーガ・ドゥヴェーシャ)で判断、選択していると私たちは次第に感情的になり、感情的な状態とは心(チッタ)が忙しく動いている状態で、これは冷静さとは真逆にあります。

~タットヴァンアシतत्वमसि(I am that)~

そして物事を冷静に客観視するためにはヴァイラーギャ(欲望から自由になり冷静さを保つ)が必要とされます。そしてそのヴァイラーギャの為にはアビヤーサ(継続して練習すること)が欠かせません。絶え間なくサダナ(アサナやプラーナヤーマ、カルマヨガ、バクティヨガ、瞑想など)をすることで私たちは少しずつ自己を知り、私たちの魂はイーシュヴァラそのもであるという「気づき」を得ます。 

~Hatha yoga~

ヨガの練習の一つにハタヨガがあります。現代社会で活動的に(忙しく!)暮らしている人などは特にハタヨガの必要性、あるいは恩恵を感じているのではないかと思います。自分が認識していた柔軟性や可動域の限界が、練習を続けることによってどんどん広がりを持ち、できないと思っていた(そう決めつけていた)アサナが行えるようになること、更に自分にとってのアドバンスアサナで快適に呼吸を続けられるようになります。自分が今まで知らなかった領域(アサナの中で)で深く呼吸をすることがどういった感情(心の状態)をもたらすかを経験します。そしてそういった練習は身体とより深く繋がることがどういうことなのかを教えてくれます。

そうしたサダナのプロセスを通して自己と繋がることによって、安定感はさらに増し外からの影響を受けなくなっていきます。安定感と強さをベースにした優しさを内側に育てることで自分の近くにいる人、いつも側にいて支えてくれたり気を配ってくれる存在に対し意識が向いていきます。自分自身を含めた小さな人間関係に愛情を注ぎ、大切にしていくことが小さな心の平和に繋がり、その小さな平和をそれぞれが内側に持つことが、世界平和につながって行くのではないかと思います。

自己を知り、自分と自分以外の全ての存在に寛大になり、いつもユーモアを忘れず練習(サダナ)をします。そして自分を知るための探求心はしっかりと持ち、それ以外のこと(だれが何を言った言わなかった、誰が何をしたしなかった)そういったものからはなるべく距離をとり把握する程度に務めます。人の感情や行為など自分にはどうしようもないことを変えようとしたりコントロールすることは私たちの仕事ではありません。

今回の帰国ワークショップでの練習のテーマは身体の動きと呼吸、動かすことで感じる微細な肉体や感情の変化と認識、すべての意識を内側にむけながらアクティブな瞑想をしている状態を経験することでしたが、基本的に私が行っている全てのクラスはこれらがテーマになっています。日本でクラスに参加してくださった全ての皆さんから私も日常の練習へのモチベーションを沢山頂き、久しぶりに(?)しっかり毎日練習が出来ています。次回も日本で皆さんと一緒に練習をするために日々勉強をしていこうと思います。

いつもありがとうございます。

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