降り続く雨と乾かない洗濯物

先週からずっと激しく雨が降り続いていて、しかもカディス県とマラガ県に集中して雨を降らせているそのTormenta(暴風雨、嵐)の名前は「Emma」らしい。

一年のほとんどが晴天のネルハで1日中雨の降る日が続き観光客も住民もうんざり気味だけれど、去年から深刻な水不足が心配されていたのでそれを思うと完全に恵の雨だ。スペイン人は強い太陽がよく似合うし暑さにはおそらく耐性があるけれど、天気が悪く少し寒くなると大げさな真冬のコートを着込み浮かない顔をしている。一方住民の1/3を占める悪天候に慣れた英国人やスカンジナビアン達はアウトドアブランドの薄手のレインジャケットなどを羽織り軽やかにビーチサンダルで歩いている。何となく着ているものを見ればどの国の人かが判るようになってきた。

朝の散歩の時間に大雨が降っていると犬達をトイレ散歩に連れ出せないので少し憂鬱な気分になる。以前住んでいたコルドバは住宅街だったので並んで建っているアパートのベランダ部分がちょうどいい雨よけになりかろうじてトイレには出せたけれど、今の家では外に出た途端にびしょ濡れになってしまう。犬達も濡れるのが嫌で外に出ようとしないので、仕事に行く用意をしながら注意して空を見てちょっと止んだり小雨になる瞬間に大急ぎでトイレに連れて行ったり、午後にちょっとだけ晴れるタイミングを見逃さずビーチで遊ばせてストレス発散してもらう。


土曜日のランチに食べたGood stuff cafeのヴィーガンバーガー。美味しいけれど死ぬほど食べにくい

スペインで最初に暮らしたコルドバ、その内陸部の想像を絶する夏季の乾燥を7年も経験しているので、マラガの適度な湿度に相当癒されている(日本人はある程度湿度がないと大変なことになる気がする)。それでもここ数日のまとまった雨(ちょっとまとまり過ぎ)がもたらす湿気でとにかく洗濯物が乾かない。日本のマンションの多くにはあの素晴らしい「浴室乾燥」というシステムがあるので暮らしていた頃は洗濯機の乾燥機能を使うことはほとんどなく(そもそもタオルとシーツ以外に何を乾燥させるの?)、今も日本滞在中は重宝している。もちろんスペインの浴室にそんな気の利いたものはないけれど(浴室には窓があって換気もできて山が見えるのでこれはこれで好きです)、テラスが沢山あって干す場所もふんだんにあるので普段は困らない。でもこの雨続きで乾燥機があると便利かも、と電気屋さんの前で少し考えた。

数日前住んでいる建物の共同玄関を開けたら柔軟剤のケミカルで甘い匂いが充満していてクラっとする。どんな人がどんな理由であの柔軟剤(Do**y系の)の匂いが好きなのか、必要なのかは解らないけれど強すぎる(甘すぎる?)柔軟剤で仕上げた衣類と、体温や汗はあまり良い組み合わだとは思えないし、そう思っているのはきっと私だけではないと思う。インドにいる時はバケツに洗濯物を入れて手洗いするのだけれど、雨期や湿気が強い時期には最後のすすぎの水にオレンジやグレープフルーツのアロマオイルを数滴落として仕上げると爽やかになった。

ようやく今朝(水曜日)完全な青空が戻り、道行く人達がみな笑顔で幸せそうだ。

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