山の家の停電の日々

先週は特に何をしたというわけではないのになんだか忙しくばたばたとした日々だった。

まず月曜日の朝起きると突然停電していた。前の晩、夜空がぴかぴかと光りはげしく雷が轟いていたのできっとそれが原因。家主は60代の未亡人なので電気の配線がどうのこうのという話は一切解らないらしく、彼女が親しくしている配管工のフランシーさんが友人のアントニオさん(電気技師)をうちに寄こしてくれた。

その時点で18時を過ぎてあたりは暗くなっていたので、その日のうちには電気は通せないということだった。地下に埋めてあるケーブルが(うちのだけ)落雷かなにかで焼けてしまっているということで「その日」どころか結局3日間電気なしで過ごすことになった。電気が使えない状況にはインドでかなり慣れているけれど、インドの(ウッタルプラデーシュ州の?)場合、果てしない人口に対して電力を供給するためエリアごとに計画的に停電させていることが多いし(毎日)、夜も停電し続けることはあまりない。

それでも山の中で電気が一切使えない状況はかなりインスピレーショナルな経験になった。初日の夜は暖炉の前のラグにヨガマットやクッションや枕を集めディヴィッドや動物達と重なるように小さく過ごす。ポータブルのBOSEのスピーカーは充電がフルだったのでWynton Marsalisを流し、キャンドルやお香を焚いて交代でオイルマッサージをしたり暖炉の炎の明かりで無理やり本を読んだりした。普段は部屋は明るくて大きいテレビで映画を見たりNetflixでドラマを見たりしているけれど、停電の夜はそういった人工的なものが一切ないからか(音楽は流しているけど)、犬猫達が魔法のようにすやすやと寝ていて「そうよね、これが自然な姿ですよね」などと犬猫のお腹を撫でつつ思っていた。

うちは電気でお湯を沸かすので、停電中は大鍋でお湯を沸かしてバケツに湯を張りインド方式でシャワーを済ませた。洗濯機はもちろん回せないし第一毎日雨だったので、いっそのこととシーツやブランケットなどの寝具を車に積み込み、コインランドリーですっきりと洗濯乾燥させた。

ようやく晴れた水曜日の朝方にアントニオさんが新しく100mのケーブルを持って颯爽と現れ、地下に埋められた古いケーブルをばりばりと掘り起こし電気を通してくれた。掃除機をかけ洗濯機を回し、ようやく晴れた庭にたくさんの洗濯物を干しながら「ありがとう電力よ、ありがとう専門職の人よ」と心から思った。

暗くなっていく山
みんな暖炉前に集合

ボンちゃん、サブちゃん、クマピー
洗って乾燥機にかけた気持ちいいシーツに一番乗りのボンちゃん

山での暮らしや犬猫達の写真を地味にInstagramにアップしています。

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