マハリシ農園のお手伝い体験

先週、マハリシ農園のカタリナが体調不良で月曜から木曜まで休むことになった。

マハリシ農園はその週、金曜から翌月曜までセマナサンタの休暇に入るので、その前の数日間はとても忙しくなる。現在マハリシはマネージャーのホアン、畑と配送担当のジョヴァンニの他はカタリナとデヴィッドの二人で、彼女が休むとお客さんの対応はもちろん全ての業務をデヴィッドがこなさなければならないため数日間だけ手伝いに行くことに。

マハリシ農園は朝の8時にオープンするのだけれど仕事が始まる前にスタッフは30分の瞑想をするので7時半には到着していなければならない。なので普段より1時間早い真夜中のように暗い道を犬達と散歩する。朝6時過ぎのネルハなんて誰一人歩いていないし車もほとんど走っていない。クマピーはなんでこんなに早くに散歩させられるんだろう、嫌だなぁという顔で眠そうに歩いていた。

去年日本からスペインに戻る日、帰国便の関係でかなり早い時間(5時台)に東海道線だか湘南新宿ラインだかに乗り空港に向かったのだけれど、ホームには仕事に向かう人たちが沢山いたし電車内も混んでいて「こんな時間からこんなにたくさんの人が活動しているなんて!」とかなり衝撃を受けた。

シャワーを浴びてコーヒーを飲みながら準備しているとようやくうっすらと明るくなり始める。一緒に車に乗って出勤し瞑想をした後、ホアンから普段カタリナが行なっている業務の説明を受け猛然と働く。ネルハ近郊、あるいはマドリッドなどマラガ県外からの注文書の内容をボックスに揃える。じゃがいもを4キロとかチェリートマト300gを3袋とか、マハリシ特製ブルーベリージャムを2瓶とか、そういう注文リストをひとつひとつ揃える作業をお昼までに終わらせ午後はキッチンでジャムを煮たりヨーグルトを仕込んだり。

そんな作業をしている間、休日前の買い物にやってくるお客さんがひっきりなしに訪れる。そのほとんどがこちらに移住している外国人で、スペイン人はセマナサンタの休暇でネルハにやってきた家族連れだけだった。皆デヴィッドの顔を見ると笑顔になり立ち話をしていて、普段から人に対して親切な彼が常連さん達に愛されていることがよくわかった。デヴィッドが「今日は恋人が手伝いに来てくれている」と私を紹介すると皆、それはそれは感じよく接してくれた。

日本人の端くれなので「仕事は仕事」みたいな感覚があり、かなり真面目にあたえられた仕事をし、それが終わって次の指示があるまで周りを掃除したり片付けたりしていたら、ホアン先輩に仕事が早い、覚えが早い、手際がいいと褒めていただいた。多くのスペイン人は仕事中もよく喋り、その度に手も止まってしまうので、ほとんどの日本人がスペインでは仕事が出来る部類に入る気がする。

マハリシはオーガニックの野菜や食材、加工食品などを取り扱っているので、まれに「オーガニック監獄」に囚われた神経質な人もいて、そういう人は少し気難しかったりヒステリックだったり、様子が変わっていたりするのだけれど、デヴィッドもホアンもジョヴァンニも一切そういうお客さんの噂話をしないところが気持ちよかった。

それにしてもフルタイムの仕事をしながら家事もこなし家族もいて、という人を尊敬する気持ちがうんと湧いた。働きながら住環境を整えたり、ヨガなど自分に必要な何かを練習する時間を持つためには、優先順位を決め賢い時間の使い方をしないと無理だと数日働いただけで実感した。

私はヨガの仕事をしているので練習や勉強も仕事の一部だけれど、全く違う仕事、それも会社勤めなど時間を拘束される仕事をしながら、習い事をするためには無駄なことにエネルギーを使うことはできない。というのも7時間立ちっぱなしで仕事をして帰宅した後、ランチ(16時くらい)を準備し、食後に部屋を掃除して犬達を散歩に連れ出し、そのあとに練習をして、お茶を飲んだら夕食を作り・・ということをしていたらそれ以外のどうでもいいこと(パソコンやスマートフォンを見るとか)は何もできなかった。シャワーを浴びて足をオイルマッサージしてヴィパリタカラニをしていたら夕食を食べる前に寝てしまいそうだった。

忙しいけれど、時間をうまくオーガナイズして目標に向かって努力を続けている人が輝いている理由がよくわかった。ただ「忙しい」という漢字は「心を亡くす」と書くように、ストレスを溜めながら忙しくしすぎるのはよくないのでバランスが何事においても肝だと思う。

手前のブースが私の作業スペース


珍しく留守番をさせられ寂しかったクマピー


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